保育科
入学者受入れの方針(アドミッションポリシー)
知識・理解・技能(知識・技能)
求める学生像
- 子どもの問題に関心をもち、自ら意欲的に考えることができる。
- 子どもに関する専門的な知識や技能を身に付ける意欲がある人。
求める学習歴
- 高等学校等の教育課程を幅広く修得している。
- 子どもに関する知識や技能等について関心をもち、子どもとかかわりをもった経験がある。
思考・判断・表現(思考力・判断力・表現力)
求める学生像
- 自らの関心に基づいた活動に積極的に参加し、人間性を磨こうとする姿勢がある。
- 保育の意義について考察し、積極的に議論する意欲がある。
求める学習歴
- 音楽、造形、スポーツ等に関心をもち、活動した経験がある。
- 保育や教育、社会事象等に関して調査し、まとめた経験がある。
関心・意欲・態度(主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)
求める学生像
- 明るく社会性があり、相手の立場等、他者との協働に取り組んだ経験がある。
- 他者と意欲的に関わり、同時に他者の意見を受け入れることのできる柔軟性をもっている人。
求める学習歴
- 課外活動やボランティア、地域交流等、他者との協働に取り組んだ経験がある。
- 様々な立場や考えの人たちと共に協力し合って事業を遂行した経験がある。
卒業の認定に関わる方針(ディプロマポリシー)
本学は、教育理念と教育目的に基づき、所定の期間在学し、所定の単位を修得し、学生が卒業時までに身につけるべき3つの能力(知識・理解・技能、思考・判断・表現、関心・意欲・態度)を備えた人物に短期大学士の学位を授与する。
知識・理解・技能
1. 子どもの最善の利益を保障するための知識や技能(目的に適した情報機器や教材を効果的に活用できる力を含む)を身につけ、社会に貢献できる。
2. 自らの経験と学んだ知識を関連づけて、物事を考えることができる。
思考・判断・表現
3. 子どもを取り巻く社会環境を総合的に分析し、環境を通して行う保育を実践できる。
4. 保育の意義を状況に応じて判断し、子どもに対する指導計画として表現することができる。
関心・意欲・態度
5.他者からの意見を踏まえ、自身の課題を明らかにし、主体的に学び続けることができる。
6. 支援の対象を理解し、自ら適切な行動をとることができる。
教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)
ディプロマポリシーを実現するための教育内容として、体系的なカリキュラムを編成します。この教育を実現するために、カリキュラムの構造を分かりやすく履修系統図として明示します。さらに教育の質を継続的に改善していくために、客観的な評価制度を設けます。
教育内容
- 共通カリキュラムは、「知の礎」、「社会と共に学ぶ」、「ライフデザイン」、「伝え合う力」の4つの領域で構成し、幅広い分野の学びに触れて興味・関心を広げ、専門的に身につけた知識や技能を生涯にわたって活かすために必要な科目を配置します。
- 「保育の本質・目的」に関連する科目では、子どもの最善の利益を保障するための知識や技能(目的に適した情報機器や教材を効果的に活用できる力を含む)を身につけ、社会に貢献できる基本的な知識とスキルの修得を図ります。
- 「保育の対象の理解」に関連する科目では、支援対象の発達過程を踏まえ、支援対象の理解を深めることができる基本的な知識とスキルの修得を図ります。支援対象に対する分析や考察を通じて、自ら適切な行動をとることができる力を身につけ、保育現場で応用する能力を育成します。
- 「保育の内容・方法」に関連する科目では、保育の意義を多様な情報源から状況に応じて自身の意見や考えに取り入れ、子どもに対する指導計画として反映できる能力を育成します。
- 「実習」に関連する科目では、専門科目の学修と実践的な資質・能力を統合し、自らの経験と学んだ知識を関連づけて、物事を考え、行動することができる実践力を育成します。
- 「総合演習」に関連する科目では、子どもを取り巻く社会環境を総合的に分析し、環境を通して行う保育を実践できる判断力と思考力を修得します。
- 2年間にわたるカリキュラムを通して、他者からの意見を踏まえ、自身の課題を明らかにし、主体的に学び続けようとする態度を身につけ、保育者としての資質を向上していくマネジメント力を育成します。
- 専門性を高め、職業選択の幅を広げるため、保育士資格、幼稚園教諭二種免許の他に、社会福祉主事、児童厚生二級指導員、その他の資格を取得できる科目を別途資格免許に係る必修科目として配置します。
教育方法
- 専門科目では、保育者に求められる資質・能力を養うため「保育の本質・目的」「保育の対象の理解」「保育の内容・方法」「実習」「総合演習」の科目群を基礎、応用、実践の段階的に編成し、教育課程系統図やカリキュラムマップを用いて履修指導を行います。
- 多様な学生の学修ニーズに応じ、講義・演習・実技・実習を適切に取り入れます。学生の能動的・主体的な学修力を向上するために、アクティブラーニングやICT機器を取り入れた教育を積極的に実施します。また、講義外学修を取り入れ、課題を課す時期や課題の整合性・連続性に配慮して行い、学修到達目標に沿って、フィードバックを行います。
- 学生が自身の学修成果を振り返る機会として、学期ごとのディプロマポリシー到達度評価シートを用い、専門科目についての自己評価を行います。自己評価を受け、適宜、面談したり、年度末にはアドバイザーのフィードバックコメントによって個別のサポートを行います。
学修成果の評価
- 学修成果は、各授業科目の成績評価、単位習得状況、GPA、資格取得状況、ディプロマポリシー到達度評価シートなどにより、総合的に評価します。
- 成績評価については、教育内容および教育方法に応じた適切な評価方法・基準を用います。また、公平性、客観性、厳格性を保つため、多元的評価が可能なルーブリックを積極的に活用します。