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同窓生座談会 戦中・戦後の松山東雲の記憶

2026年1月20日、松山東雲学園の同窓生である垂水喜子さんをお招きし、戦時中や戦後に通われた松山東雲中学・高等学校での生活についてお話を伺いました。この座談会には学生や教職員が参加しました。

本学では、戦後80年の節目となった昨年、映画「この世界の片隅に」の監督・脚本を手掛けた片渕須直氏による講演会「戦時中の若い女性たちは”おしゃれ”をどう考えていたのか」と映画上映会を開催し、戦時中における平和と女性の生き方について考える機会を設けました。

今回は、創立140周年を迎える本学園の歩みを振り返りながら、戦時中や戦後を生きた学生たちに改めて想いを馳せるべく、座談会を企画しました。

垂水喜子さんは昭和9年生まれで、戦時中は小学生でした。1947年に新設されたばかりの松山東雲中学校に入学されています。

片渕須直氏の講演でも取り上げられた戦時中のおしゃれについて伺うと、姉たちが履いているスカートがひらひらと揺れる様子に憧れを抱いていたことを語ってくださいました。また、入学した松山東雲中学校は空襲によって門とピアス館を残して一夜にして校舎が焼け、先生も生徒も深く悲しんでいたこと、その後はプレハブ小屋で授業を受けていたことなども話してくださいました。

戦争を知らない世代が増えるなか、当時を生きた方から直接お話を伺える機会は大変貴重です。垂水喜子さんのお話から、困難な時代にあっても学び続けた学生たちの姿と、松山東雲学園が歩んできた歴史の深さを感じることができました。

現在の垂水さんは、卓球や合唱、フォークダンスと、趣味に奉仕に、日々を心から謳歌されています。そんな垂水さんが学生に発した「平和を守ってほしい」という一言。一瞬一瞬を大切に生きてこられたからこそ響くその言葉の重みに、深く胸を打たれました。