お知らせ 2025.10.27

「認定絵本士養成講座」2025年度 開講

松山東雲女子大学では、「認定絵本士養成講座」を2025年度も開講しました（開講日：10月26日）。

「認定絵本士」は、国立青少年教育振興機構が策定したカリキュラムに基づき、認定を受けた大学・短期大学で所定の養成講座を修了することで取得できる資格です。講座では、絵本の歴史や文化的背景、発達段階に応じた選書法、読み聞かせの技術などを体系的に学ぶほか、手書きポップの制作や即興劇の体験、人形劇の鑑賞など、実践的な授業も行います。

本講座は、2020年度に県内で初めて本学が開講して以来、これまでに延べ155名が修了しており、現在も愛媛県内で本講座を開講しているのは本学のみです。学生に加え、社会人も科目等履修生として受講でき（履修要件あり）、幅広い層に学びの機会を提供しています。

これまでに修了した155名のうち、上位資格「絵本専門士」を取得した人材もおり、愛媛県内の絵本専門士は2025年6月時点で10名と希少です。

初日の3限目「絵本とはなにか」では、「こども本の森 松山」室長であり、「絵本専門士」の資格を持つ菅弥和乃先生を講師に迎えました。授業では、昔話や童話に加え、戦争、生と死、人権、ジェンダーなどを題材にした現代絵本を取り上げ、それぞれの表現やテーマの多様性について解説いただきました。

本講座は、2025年度後期から2026年度前期にかけて複数回の集中講義として実施します。