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学生が地域文化財での交流イベントに協力 ― 三間町の旧庄屋毛利家で開催された「長生きオルガンたなばたコンサート」

松山東雲女子大学 心理子ども学科の学生が、8月7日に宇和島市三間町の旧庄屋毛利家(市指定有形文化財)で開催された「長生きオルガンたなばたコンサート」に協力しました。

「長生きオルガン」とは、毛利家に所蔵されていたもので、明治時代に製作され、120年以上の歴史を持つ貴重なオルガンのことです。本学学生と、宇和島市立成妙小学校の児童が参加しました。

当日は学生が司会を務め、歌やクイズラリーを通じて交流を深めました。特に「毛利家の屋根は何でできているでしょうか」といった建物にまつわるクイズや、学生が手作りした三間町周辺に伝わる妖怪の絵を屋敷内で探すゲームが大いに盛り上がり、子どもたちの笑顔があふれるひとときとなりました。

コンサート終了後は、「旧庄屋 毛利家を守る会」安岡会長のご自宅を訪問し、三間町の規模や農業の現状についてお話を伺いました。農業が基幹産業である一方で、過疎化に伴う後継者不足が深刻な課題となっていることなど、地域が抱える実情について知ることができました。

成妙小学校の児童や「旧庄屋 毛利家を守る会」、地元の参加者と一緒に活動する中で、子ども専攻の学生にとっては小学校との接続や連携について考える学びとなり、地域イノベーション専攻の学生にとっては地域課題に触れる学びの場となりました。