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社会教育実践 報告会

松山東雲女子大学では、2007年の心理子ども学科の開設以来、社会教育現場での実習を継続しています。公民館等が実施する社会教育事業にボランティアとして参加し、運営等に携わりながら学ぶ実習です。

地域の方たちと協働することを通して、問題発見や創造的な課題解決能力を身につけます。

現在では幼稚園教諭一種免許状のための必修科目「社会教育実践」として位置づけられています。保育者養成課程で社会教育の実習が行われることは珍しく、本学の特色と言えます。
昨年度から心理福祉専攻も受講可能となり、専攻をまたいだ学びも生まれています。

今年度は、13事業所に実習を受け入れていただき、15グループが活動しました。
報告会では、それぞれのグループが、事業のねらい → 活動状況 → 考察 → 学んだことを、スライド資料を用いながら発表しました。

■ 伊予の伝承文化を学び伝えるリーダー村
■ 親子で楽しもう!~夏編・秋編~
■ 立岩ダッシュ村
■ 亜細亜の骨 鯨生
■ しみずサポートボランティア
■ いよココロザシ大学付属学園 夏
■ いよココロザシ大学付属学園 冬
■ 新玉陽だまり教室
■ 余土地区子どもフェス (さくら児童クラブ)
■ 余土地区子どもフェス (余土地区まちづくり協議会)
■ CIL星空
■ ふるさと体験塾 防災キャンプ
■ わくわく生活体験 夕焼け村
■ 通学合宿 いよっこ村
■ えひめ生涯学習「夢」まつり

2023年度実習受入先(敬称略)
あかがねミュージアム、独立行政法人国立大洲青少年交流の家、南予教育事務所地域教育推進課、愛媛県観光スポーツ文化部まなび推進課、松山市教育委員会地域学習振興課、伊予市双海地区公民館、伊予市上野地区公民館、いきがい交流センターしみず、新玉陽だまり教室、さくら児童クラブ、余土地区まちづくり協議会、NPO法人いよココロザシ大学、CIL星空

会場には、松山市教育員会地域学習振興課、松山市社会福祉協議会、伊予市社会教育課、愛媛県まなび推進課の方にお越しいただきました。そのほかの事業所の方ともZoomをつなぎ報告会にご参加いただきました。

事業所からの感想

「やる側が楽しむことが大切。ボランティアは自己実現の場だと思います。社会に出て、やって良かったと思う時がきます」

 「発表を見て、私たちが(学生の皆さんに)伝えたかったことが、伝わっていると分かり嬉しく思いました。この経験を周りにもどんどん発信していってほしいです」
 
「事業をより良いものにしたいと、自分たちで工夫して積極的に取り組んでくれました。社会に出てからも、自ら学ぶことを大切にしてください」

発表を終えた学生から、次のようなことを聞きました。
「動画で見るのと実際に体験するのとは違う。幅広い年齢層の方と一緒に過ごし、言葉遣いや配慮、コミュニケーションなど、学ぶことがとても多かったです」

インターネットが発達し便利になった一方で、実体験の場が減っています。
学生たちは、活動の中で、目の前でリアルに起こっている課題を「解決したい」という気持ちが純粋に沸いたことと思います。そこから懸命に自分たちがするべきことやできることを考え、行動に移した。とても貴重な体験と学びを得たことが、この報告会から伝わりました。