人権啓発セミナーを開催

小学校・中学校・高等学校では授業の一環として人権学習が取り入れられていますが、大学では人権について学ぶ機会が減ってしまいます。

今回、地域連携活動の一環として、大学生にも人権について考える機会をもってもらいたいという主旨のもと、松山市人権啓発課より指導員の福岡靖二先生をお招きし、人権啓発セミナーを開催しました。

テーマは「性の多様性について考える」

キーワードは「SOGI」と「LGBT」です。

2023年6月に「LGBT理解増進法」が施行されるなど、近年とても関心が高まっています。

「LGBT」や「LGBTQ」は性的マイノリティの方を表す総称としてよく使われています。
いっぽう「SOGI」という言葉は「LGBT」に比べてまだなじみがないのではないでしょうか。

「SOGI」とは、Sexual Orientation and Gender Identityの頭文字をとった略称です。
性的指向、性自認といった ”人の属性” のことをいいます。
異性愛・同性愛など人間なら誰もがもっている属性のことです。

今回のセミナーでは、まず、「SOGI」の意味を知ったうえで、「LGBT」「LGBQ」への理解を進めていきました。

もし、カミングアウトされたときはどのように対応すればよいのか。
アウティングは尊厳を大きく傷つける行為であること。
このような学生生活の中で起こりうるかもしれないケースについても学びました。

固定概念を持たず、性の多様性を理解する。お互い思いやりを持って接していくことが大切だと教えていただきました。

学生からは
「性の多様性についてはニュースなどで理解したつもりだったが、SOGIなど、今回初めて知ったことがあり、とても勉強になりました」
「人それぞれの個性を否定することなく、寄り添えるようになりたい」
との感想があり、人権について思いを巡らせるよい機会となったようです。

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